BL お題 小説 そんな優しい声で名前を呼ばれたら

なんでお前は僕と付き合ってるの。完璧な、誰からも好かれるお前が僕みたいなできそこないを好きなわけがない。そう思ってしまう。ソファで寝てる姿を見ながらあまり良くない方向に考えてしまう。目、覚ましてよ。お前の声をきいていないと不安なんだ。分かってる。同情や気まぐれで人と付き合うようなやつじゃないことくらいは。それでも不安なんだよ。

寝ている恋人の頬にそっと触れようとした指先は途中でとまった。寝言で、僕の名前を呼ぶからそれだけで嬉しくなる。夢の中まで僕がいるの?起きたら聞いてみよう。どんな夢を見ていたのか。いい夢だと信じたい。だって、あんな優しい声で名前を呼ばれたらそう思ってしまう。というか、せっかく二人きりの休日なのに恋人を放っておいて寝るってひどくない?決めた。起こそう。「ねえ、起きてよ。ねえってば。」

「ん、なにかな?」「せっかくの休日に、恋人を放っておいて寝るなんてひどくない?甘えたいんだけど。」ああ、確かにこれは俺が悪い。ごめんという意味を込めてだきよせる。「許して。」そう言えば笑って「しょうがないな。今回だけだよ。次は怒るからね。でも、大好きだよ。起きてくれてありがとう。」「許してくれた上にありがとうだなんて君は優しいね。」「疲れてたんでしょ?それを起こした罪悪感を感じないでもないから」苦笑しながらそういうから「心配させてごめんね。大丈夫だよ。」それから俺も君のことが大好きだよ。

BL お題 小説 狼なんだからね

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投稿者: shirokumaroll mashiro

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