乙しえ 小説 「同族」

ああ、こいつも僕と同じで
1人なんだなと思うとどうしようか…
僕、こいつの異常な部分も好きになりそうだ。
多少違えど、似たもの同士なのかもしれない。
「しえなちゃんおさげ切っていい?」
前言撤回
「なんでそうなるんだよ!?」
こいつの思考回路は一体どうなってるんだよ…
「好きだから?」
「なんで疑問形なんだよそれ」
たまに、不安になる。こいつは僕を
きりきざみたいだけなんじゃないかって。
実際そうなんだろうな…
「冗談だよ笑!そんな不安がらなくていいよ。
好きなのに切り刻みたくないのはしえなちゃんだけ。
特別なんだから!」
かわいいな、すぐ不安がって、
ころころ表情変わるんだから。
今もそう、私の素直な言葉に対して明るい表情になった。
他の人だったら怖がってる悲鳴や暗い表情の方が
好きだけど、しえなちゃん相手だと明るい顔も見たくなる。
「武智…」
ああ、こいつなりに真剣に僕のこと
好きでいてくれてるんだ…
不安になるだけ馬鹿らしいのかもしれない。
「ね、そろそろ名前で呼んでよ!」未だに苗字呼びなんだよね。恥ずかしいのかな?
「えっあっ急になんだよ」
名前!?恥ずかしいな…
「恋人なんだからいいでしょ?ね7」
「お…とや…」
想像以上に照れるぞこれ…/////
「ありがとう、とっても嬉しいよ。」
「でも名前呼ぶだけでてれるなんてかわいいね〜」
「っうるさい/////」
「照れちゃってかわいい〜笑」
本当にかわいい。こんな表情誰にも見せたくないな。
いじわるして涙目でキッとあたしを睨む顔も、
ふにゃりと笑う顔も全部私以外に見せないでね?しえな。

投稿者: shirokumaroll

しろくまロールです。食べ物関連、音楽関連、スマホゲーム関連、その他のことを書いています。もともとは、はてなブログを一ヶ月ほどしていました。ブログ初心者です。よろしくお願いします。このサイトのリンクを貼ったり紹介してくださるのは大歓迎です。むしろ拡散希望ですもん(´・ω・`)